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2010年11月16日 (火曜日)

またもや考える技術・・・

・・・の本です。
 
 
 
 

65.知的生産の技術 梅棹忠夫
 
 今年7月に亡くなった、日本の文化人類学の草分けである民族学者。当時の雑誌に連載した11回分の「考える技術」というか「情報整理術」に関するコラム集。
 前半は、知る人ぞ知る「京大式カード」の生みの親が、アイディアを生み出す情報の整理法、その誕生からコンセプト、使い方を語る。後半は、読書と書くこと、特に日本語を書くこと、その道具、手紙、日記と記録、原稿、そして文章を作るにあたってのアイディアを紹介する。

 手帳の代わりにカードを常に持ち歩き、どんなことでもカードに記載することで、情報が定型化されて整理され、記載した情報を埋もれさせず再利用でき、さらにバラバラにして再構成することで新たな発想を可能にする。ここまでできるようになるためには、まとまった情報の蓄積が必要であること、そのために「カードを大量に注文し、もったいなくて使わないわけに行かなく」するというのはユーモラスだが、習慣化の大事さもよくよく考えてのこと。
 「日本語には正字法がないため、書き方の統一的方法がない」という視点、見栄えの美しさと思考と記述スピードを連携させたい思いから、タイプライターを使っていた著者。最初は英文タイプでローマ字書き、さらにカタカナタイプ、ひらがなタイプを求める。読み手の読みやすさが日本語タイプライター普及の鍵であり、「漢字まじりかな文が打てるタイプライター」の登場を待ち望んでいた。

 今から41年前の本なので、文具・情報機器などのハードが当時から格段に進化している現在でこの本を読むとまさに隔世の感ひとしおだが、著者の情報の整理と活用の戦略と実践、先見の明("日本語タイプライター”は、ワープロとして普及)にはただただ感心。考え方はちっとも古くなってない。

 いま自分たちの周りにある文具や情報機器も、使いようなんだな。
 

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